初心者が挑むプランター野菜日記

100円ショップではじめるベランダ菜園

ミニトマトの収穫のタイミングとやり方の解説

ミニトマトはブドウのように房状に実をつける。
根本の実から赤くなって収穫時期を迎えるので、先端の実まで全てが赤く熟すまで待つと、最初に赤くなった実の皮が厚くなったり、完熟をとうに越えて実が落下してしまうこともある。
なので熟した実を順次収穫していくのがベストであるし、それこそが家庭菜園の醍醐味であると思う。

では、どれくらいのタイミングで収穫したら良いのかというところを解説したい。

ミニトマトの収穫の見極め

農家さんの場合は収穫から消費者の口に入るまでにどうしても数日かかるため、いわゆる「完熟」という状態で収穫せず、その前の段階で収穫するケースが多い。
それは完熟状態のトマトが大変傷みやすいという性質であるために、あえて完熟の一歩手前で収穫するのだが、家庭菜園の場合は収穫後すぐに食べてしまうのだから一番美味しいタイミングで収穫したい。
これこそが家庭菜園の最大のメリットであって最も贅沢な部分でもある。

ではミニトマトにおける「完熟」とはどういう状態なのか?ということになるのだが、その確認方法として一番確実なのは、やはり「色」である。

トマトの実の下から上まで全てが「真っ赤」になった状態が「完熟」ということだ。
下部から赤くなってくるのでヘタの直下まで真っ赤になった時が収穫時ということになる。

ここまで熟した状態なのにあえて収穫しないとしても、それ以上甘くなったりはしないし、むしろ皮が必要以上に固くなったりあるいは、天候の急激な変化によって「裂果」してしまうことさえある。(裂果とはトマトの表面が裂けたり割れてしまうこと)

つまり完熟を迎えた実をいつまでも幹につけたままにするのはデメリットはあってもメリットは無い。
なので真っ赤になったらさっさと収穫してしまった方が良い。


実際の画像を使って解説する。
f:id:dobonkai:20160620142441j:plain
上記の画像にある手前のトマトはまだ完熟していない。
ヘタの部分に注目してもらうとわかるがまだ開いている。

その奥にあるトマトは上から下まで全て真っ赤になっていて、いわゆる完熟の状態。
完熟を迎えたトマトのヘタはひっくり返って閉じている。
色だけではなくてこの「ヘタ」の状態もまた完熟のサインである。

ミニトマトの収穫のやり方

トマトにはヘタのすぐ上の部分に「コブ状」になっているところがある。
f:id:dobonkai:20160620143051j:plain
丸の箇所が「コブ状」になっていて、この部分がポキンと折れるようになっている。


f:id:dobonkai:20160620143213j:plain
実を優しく掴んで上方向にねじるとコブ状の部分がポキッと折れる。


f:id:dobonkai:20160620143315j:plain
ハサミで切ったように綺麗にポキっと折れる。
f:id:dobonkai:20160620143354j:plain

完熟状態になっているにも関わらず収穫せず放置していた実は、ちょっと触るだけでヘタを残してポロリと落ちてしまう場合もあるが、やはりそうなる前に収穫しておきたい。


f:id:dobonkai:20160620143825j:plain
とりあえず3つ収穫。


f:id:dobonkai:20160620143854j:plain
中身もぎっしり詰まっている。

このミニトマトは「アイコ」なので、適度な酸味と甘味があってとても美味しい。
やはり完熟で採れたてを口にできるのは家庭菜園をやっていて良かったと感じる瞬間だ。

アイコは病気にも強いし、裂果もしにくい。
私のようにベランダでプランターを用いて育てるには、こういった環境でも美味しく育ってくれるアイコのような品種が失敗もなくおすすめだと思う。

ミニトマトの記事一覧はこちら
ミニトマト栽培日記 カテゴリーの記事一覧 - 初心者が挑むプランター野菜日記