ミニトマトの育て方 いらないわき芽を苗にする(挿し木)
この記事でトマトの栽培には、わき芽かきが必要だと書いた。
vegetable-garden.hatenablog.com
わき芽はとにかくいっぱい生えてくるので通常は捨ててしまうのだが、その中でも花房の直下に出るわき芽は強く、育ちも良いためこれを使って新たな苗として活用できる。
あえて、1本だけ残したわき芽と主幹とを同時にそのまま育てていくことを「2本仕立て」というのだが、これをやるとすべてのわき芽をかいて育てる「1本仕立て」に比べて1.5倍ほどの収穫増が望める。
2本仕立てにしないで、わき芽を別に植えて育てるのにもメリットがあって、今育てているメインのトマトと成長のタイミングがずれることで、より長期にわたってプチトマトの収穫が可能になる。(スタートが遅れるので秋まで収穫ができる)
スタートがわき芽だと言ってもしっかり根を張って育てば立派な苗になるわけで、販売店で売っている苗と遜色ない。
つまりこのまま上手く定植できればまた新たなトマトとして育てることができるから、2倍の収穫が期待できる。
デメリットとしてはプランターが2個必要になるしそれだけスペースも必要になる。
花房の直下にできるわき芽を使う
花房の直下に出てくるわき芽が一番発育が良いのでこれを使う。
大きすぎても小さすぎても発根率が良くないので、15㎝前後になった時点でかきとってしまう。
水の吸上げをやりやすくするために茎の先端を斜めにカットする。
切ったわき芽はすぐにしおれてくるので、大至急水を入れたペットボトルや瓶などに挿す。
大体茎の1/3程度が水に浸かるように水位は調整して水が変色したり足りなくなったら交換してやる。
直射日光は避けて日陰で10日間ほどすると根が出てくるので、そうしたら土に植えてやる。
そのまま上手く根付くと新たな苗として完成となる。
わき芽は今後もどんどん出てくるのでこのやり方を繰り返せば苗を量産することも可能だ。
しかし季節が進んで本格的な夏になってしまうと水に挿したわき芽の発根率が著しく下がるし、苗になったあとの発育が暑さで鈍麻して失敗率が上がるので、わき芽で苗を作るのは6月いっぱいまでが限界だろうと思う。
実際に根が出て苗になった記事書きました
vegetable-garden.hatenablog.com
ミニトマト栽培日記 カテゴリーの記事一覧 - 初心者が挑むプランター野菜日記