初心者が挑むプランター野菜日記

100円ショップではじめるベランダ菜園

ミニトマトの育て方 開花から受粉の間に気をつけること

プチトマトの品種である「アイコ」の苗を購入して、プランターに植え替えておよそ1ヶ月が経過した。
どんどんと成長して背丈はすでに50cmを超えた。
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けれどなかなか第一花房の蕾が大きく成長しなくてやきもきしていたのだが、ここ数日で一気に変化が起こった。

案外早い時点で花房そのものは出ていたものの、葉や茎がすくすくと成長を見せるのに比べると花房の成長速度はあまりに鈍足で、もしかすると何か問題が起こっているのかと心配していたところだった。

調べてみると土があまりに栄養過剰だと花房が成長せず葉や茎ばかりが大きくなる症状があるらしくて、まさにこれに当てはまっているなと思っていたのだが、ここ数日で状況に変化があった。


昨日の花房
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ようやく一番先端の花房が若干開いて薄っすらと黄色い花弁が見えてきた。


本日の花房
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一日でここまで開花した。




プチトマトは第一花房が重要

トマトの生育において初期の山場はこの第一花房になる。
この第一花房がきっちり受粉して実をならせないと、これ以降にできる花房の結実率が一気に低下してしまうからだ。

地植えであれば虫などによって自然受粉できるのだが、ベランダ栽培だと高層階になればなるほど昆虫による受粉は期待できなくなる。
トマトの受粉は必ずしも虫だけが媒介になるわけではなくて、風による刺激で花粉が飛んで受粉もできる。
だからたとえ高層階だとしてもそれほど神経質になる必要はないわけだが、今後の収穫量のためにも第一花房についてだけは確実に受粉させたい。

ということで人間が手を加えることになるのだが、特段難しいことはなくて、花そのものを指先で軽くトントンとして受粉を促したり、綿棒などを使って花の内部をこちょこちょっとしてやればいい。
ただ、トマトの花は非常に落ちやすいので刺激を与える際は慎重に優しく接する必要があるのでご注意いただきたい。


通常、第一花房以降は自然に任せて問題ないのだが、なかなか結実せず花だけがポロポロ落ちてしまう場合がある。
そういった時には「トマトトーン」を使うという手がある。
さすがに専用品であるので大変良く出来ていて、花に向かってプシュッとひと吹きするだけで、ほぼ確実に実ができる。
しかも結実率が著しく向上するので実が鈴なりに成る。そうすると今度は出来過ぎて実が重くなることで支柱に対して誘引をしっかりやっていなかったりすると自重で茎が折れたりすることもあるくらいだ。

花は咲いてもなかなか結実しなくて悩んでいる方は、一度トマトトーンを使ってみることをおすすめしたい。

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